太陽光・蓄電池・V2Hシミュレーター_全国版

太陽光・蓄電池・V2Hシミュレーター(全国版)

屋根の向きと容量、毎月の検針票の数字を入れるだけで、太陽光発電・蓄電池・V2Hを導入した場合の 年間発電量・電気代の削減額・売電収入・投資回収年数を無料で試算できます。 全国の日射量データと大手電力10社の料金プランに対応。入力内容はお使いのブラウザ内だけで処理され、外部に送信されません。

はじめての方は使い方ガイドを先にご覧ください。 計算の前提と限界はこのページ下部に記載しています。

このシミュレーターで分かること

住宅用の太陽光発電・蓄電池・V2H(Vehicle to Home)の導入を検討している方が、自宅の条件に合わせて発電量・電気代の削減効果・投資回収年数を試算するためのツールです。販売店の見積もりを受け取る前に自分で見当をつけたい方、複数の見積もりを同じ条件で比べたい方を想定しています。

出力されるのは次の項目です。

年間発電量地域の日射量と屋根の方位・勾配から算出。月別の内訳も表示します
電気代の削減額発電した電気のうち家で使えた分に、現在の電力量単価を掛けて算出
売電収入使いきれず余った電気を、設定した売電単価で買い取ってもらう金額
自家消費率・自給率発電のうち家で使った割合と、家の消費のうち自前でまかなえた割合
投資回収年数実質の導入費(見積金額 − 補助金)÷ 年間メリット
長期の収支パネルの出力保証にもとづき、保証年数ぶん(最長30年)を1年ずつ積み上げ
停電時に使える電気蓄電池とEVの残量から、使い方4段階での持続時間を算出
ローンとの比較毎月の返済額と毎月のメリットを並べ、持ち出しが出るかを判定

計算の方法と前提

試算の根拠を隠さず公開します。数字の出どころが分からないシミュレーターは、結果を信じる判断ができないためです。

1. 発電量

都道府県ごとの年間日射量データを基準に、屋根の方位勾配による補正係数を掛けて算出します。真南・4寸勾配を最も効率が良い基準とし、東西面・北面はそれぞれ低い係数を適用します。方位の違う面を複数登録できるので、寄棟屋根のように面が分かれる場合も、面ごとに計算して合算します。

月別の配分は、日射量の季節変動パターンにもとづきます。一般に春(4〜5月)が最も多く、梅雨と冬が少なくなります。真夏はパネルの温度が上がって効率が落ちるため、日射量ほどには発電量が伸びません。

2. 自家消費と売電の振り分け

発電した電気は、まず家の消費にあてられ、余った分が蓄電設備へ、それでも余れば売電に回ります。蓄電池がある場合は昼の余剰を貯めて夜に使う前提で計算します。

V2Hについては、EVのバッテリー容量をそのまま家庭用に使えるわけではありません。走行に必要な分と、放電の下限(多くの機種で残量10%)を差し引く必要があるため、総容量の約半分を家庭で使える分として見積もっています。

この「約半分」という前提は、実測とほぼ一致しています。 運営者宅では日産リーフ(総容量40kWh)をV2Hに接続しており、HEMS上で家庭に回せる量として表示されるのは 21.3kWhです。総容量に対して 53.2% にあたります。 放電の下限として残す分と、直流と交流の変換で失われる分が差し引かれた結果です。 本ツールは50%として計算しているので、実測よりわずかに控えめな試算になります。

変換効率も反映します。単機能型V2Hは往復65%、トライブリッド型は88%として計算します。この差は「貯めた電気が目減りする割合」なので、電気代の削減額に直接効いてきます。

3. 電気代

大手電力10社の代表的な料金プランを収録しています。時間帯別プランの場合は昼夜で単価が分かれ、蓄電池の運用(安い夜間に貯めて昼に使う/昼の余剰を貯めて夜に使う)の損得が変わります。新電力をお使いの場合は、単価を手動で入力できます。

電気代はゼロにはなりません。電気代には使用量に関係なくかかる基本料金があるため、自宅の発電だけで足りた月でも請求はゼロになりません。本ツールでは基本料金を下限として計算しています。「電気代が0円になる」という試算を見かけたら、この扱いを確認してみてください。

4. パネルの劣化と長期の収支

太陽光パネルは年々わずかに出力が落ちます。落ち方はメーカーが出力保証として公表している数値を使います。主要メーカーのカタログ実数値をプリセットとして収録しており、選ぶだけで反映されます。

メーカー/シリーズ1年目年間の劣化保証年数下限
長州産業99%0.375%30年90%
カナディアンソーラー99%0.4%30年
ハンファ Re.RISE-NBC99%0.35%30年
ハンファ Re.RISE-G3/G298.5%0.4%25年
ハンファ Re.RISE S98%0.55%25年
LONGi99%0.35%30年

同じメーカーでもシリーズによって保証は大きく違います。たとえばハンファの場合、Re.RISE-NBCは30年目に88.9%が保証されますが、Re.RISE Sは25年で保証が終わり、その時点で84.8%です。見積書に書かれた型番を確認して選んでください。長州産業のように、ある割合まで下がるとそこで下げ止まる保証もあり、その場合は下限値を設定できます。

長期の収支では、これに加えて固定買取期間(FIT)の終了による売電単価の下落電気代の年間上昇率パワーコンディショナなどの機器更新費用を反映できます。厳しめに見たい場合は、電気代の上昇率を0%にし、機器更新を15年目あたりに入れてください。それでもプラスが出るなら、かなり堅い試算といえます。

5. 停電時に使える電気

蓄電池とEVの容量から、停電時に家で使える電気の量を算出します。使い方を4段階(ふだんどおり/少し我慢する/節電モード/最低限)に分けて、それぞれ何日もつかを表示します。

あわせて、蓄電池は停電を検知して自動で切り替わるのに対し、単機能型V2Hは手動での切替操作が必要である点も表示します。カタログの容量だけでは分からない、実際に停電したときの使い勝手に関わる部分です。

このツールの限界

使う前に知っておいていただきたい制約です。

最終的な導入の判断は、必ず販売店・施工店の正式な見積もりと現地調査にもとづいて行ってください。本ツールは、その見積もりを受け取る前に見当をつけたり、受け取った見積もりが妥当かを自分で確かめたりするための道具です。

よくある質問

検針票のどの数字を入れればいいですか

「ご使用量(kWh)」と「請求金額(円)」の2つです。時間帯別プランの場合は昼夜それぞれの使用量を入れてください。12ヶ月分そろっていると精度が上がりますが、数ヶ月分でも試算はできます。詳しくは使い方ガイドをご覧ください。

入力したデータは保存されますか

お使いのブラウザ内にのみ保存され、外部のサーバーには送信されません。次に開いたときに前回の入力が残っているのはそのためです。別の端末には引き継がれません。

使いたいパネルメーカーが一覧にありません

「その他(手動入力)」を選び、保証書またはカタログに書かれた「1年目の出力保証」「年間の劣化率」「保証年数」を手で入力してください。プリセットは順次追加していきます。

試算結果を家族に見せたいのですが

ツール下部の「計算結果の書き出し」からJSONファイルをダウンロードし、エネルギー通帳で読み込んでください。専門用語を使わない説明資料が自動でできます。印刷にも対応しています。

実際に導入した家のデータはありますか

我が家の電力収支ノートで、運営者宅の実測値を毎月公開しています。カタログ値ではなく、実際に住んでいる家の発電・消費・売買電の記録です。

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このシミュレーターについて

本ツールは、住宅用の太陽光発電・蓄電池・V2H(Vehicle to Home)の導入を検討している方が、自宅の条件に合わせて発電量・電気代の削減効果・投資回収年数を無料で試算できるシミュレーターです。郵便番号や都道府県、屋根の方位・勾配・パネル容量を入力すると、地域の日射量データをもとに年間発電量を自動で計算します。

蓄電池やV2Hの有無・容量・タイプ(単機能型/トライブリッド型)を切り替えることで、変換効率の違いが電気代削減にどう影響するかを比較できます。全国の主要電力会社の料金プランに対応し、新電力向けに単価を手動入力することも可能です。月別の買電量や燃料費調整額を入力すれば、より実態に近い試算ができます。

計算結果はAIが自動で判定し、蓄電池とV2Hのどちらで電気を貯めるのが得か、売電と自家消費のどちらが有利かなどをアドバイスします。初めての方は使い方ページを、太陽光や蓄電池の基礎知識は解説記事実測データをあわせてご覧ください。