User Guide

シミュレーターの使い方

このページでは、太陽光・蓄電池・V2Hシミュレーターの各項目の入力方法と、結果の見方を順番に解説します。はじめての方は上から順に設定していけば、数分で試算できます。01〜05まで入れれば1年目の試算は出ます。06以降は、保証期間ぶんの長期推移やローンを見たいときに使ってください。

入力したデータはお使いのブラウザ内だけで計算され、外部に送信・保存されません。安心してお試しください。数値はいつでも変更でき、結果は即座に再計算されます。

はじめに:全体の流れ

入力欄は最初、空欄になっています。 「0」と表示されていると、ご自身で0と入れたのか、まだ入れていないのかが分かりません。 そのため、まだ入力していない欄は空欄で表示しています。空欄のまま試算しても計算はできますが、 その項目は0として扱われます(たとえばシステム導入費が空欄なら、費用0円として回収年数が計算されます)。
ただし「機器更新の年(0=なし)」「出力保証の下限(0=なし)」のように、 0そのものに意味がある欄は0と表示しています。
「未確認」の目印について。 入力欄のいくつかには、あらかじめ一般的な数値を入れてあります(再エネ賦課金、FIT期間、卒FIT後の売電単価、ローンの年利・期間など)。 これらの欄には 「未確認」 の小さな目印が付いています。こちらが仮に入れた値で、あなたの契約内容ではないという意味です。 ご自身の数字に書き換えると、目印は自動で消えます。目印が残ったまま試算しても計算はできますが、 その欄はまだ確認していないということを覚えておいてください。とくにローンの年利は、実際の借入条件で結果が大きく変わります。

シミュレーターは左側が「入力」、右側が「結果」です。左の項目を上から設定していくと、右側の年間メリットや月別グラフ、AI判定が自動で更新されます。入力は8つのブロックに分かれています。

  1. 発電面の構成(どの向きの屋根に何kW載せるか)
  2. 蓄電設備(蓄電池・V2Hの有無、蓄電池の容量、V2Hのタイプ、接続するEVの容量)
  3. 電力会社・料金プラン
  4. 費用・売電
  5. 現在の使用量と電気代(月別・検針票から入力)
  6. 長期シミュレーション(パネルの出力保証にもとづく年次推移)
  7. ローンで購入する場合(任意)
  8. 計算結果の書き出し(任意)
01〜05は必須、06〜08は任意です。05まで入力すれば、画面上部の年間メリット・回収年数・AI判定はすべて出ます。06以降は「20年後・30年後まで見たい」「ローンと比べたい」「結果を持ち出したい」ときに使う追加のブロックです。

01. 発電面の構成

自動計算とメーカーシミュ値の切り替え

上部のボタンで2つのモードを選べます。

地域の選択(郵便番号・都道府県)

お住まいの地域を設定します。地域ごとの日射量の違いが発電量に反映されます。設定方法は2通りあります。

日射量は市区町村レベルではほとんど変わらないため、都道府県単位で十分な精度が得られます。より正確な発電量が必要な場合は、上部の「メーカーシミュ値」モードで販売店の数値を入力してください。

面の追加・設定

屋根の1つの面(方角)を1行として設定します。各行で「方位」「屋根勾配」「容量(kW)」を選びます。

方位は16方位から選べます。南に近いほど発電量が多く、北向きは少なくなります。屋根勾配(寸)が分からない場合は、一般的な「4寸」を選んでおけば大きく外れません。

02. 蓄電設備

蓄電池とV2Hの有無を、チップ(ボタン)のオン・オフで設定します。

蓄電池の容量は「初期実効容量」を入れてください

カタログには、蓄電池の容量が2種類載っていることがあります。ここで入力するのは後者です。

たとえば公称14.3kWhの製品でも、初期実効容量は13.4kWh、というように1kWh前後の差が出ます。公称値を入れると、自家消費できる量をその分だけ多く見積もってしまいます。カタログや仕様書に「初期実効容量」の記載があれば、そちらを入力してください。

「初期」とついているのは、使い続けるうちにこの容量も少しずつ減っていくためです。パネルと同じように蓄電池にも容量の保証があり、多くのメーカーが「10年後・◯サイクル後に初期実効容量の◯%以上」という形で保証しています。長い目で見るときは、その保証値も確認しておくと安心です。
なお、記載が見つからない場合は公称値のままでも大きくは外れません。公称値で入れておき、あとで正確な数字が分かったら入れ直す、という進め方でもかまいません。

V2Hのタイプ

接続するEVの総容量

V2Hをオンにすると、接続するEV(電気自動車)の総容量(kWh)を入力できます。EVのカタログ値を入れてください(例:日産サクラ20kWh、リーフ40/60kWh、アリア66kWhなど)。EVのバッテリーは家庭用蓄電池よりずっと大容量なので、V2H経由でどれだけ電気を貯めておけるかが、自家消費できる量の上限に大きく影響します。

EVは走行にも使うため、容量の全部を家庭用に回せるわけではありません。また、放電には下限(多くの機種で残量10%)があり、そこまで使うと放電が止まります。このツールでは、走行用の予備と放電下限を差し引き、総容量の約半分を家庭で使える分として自動計算します。HEMSがあれば実際に家へ回せた量が正確に分かりますが、無い場合はこの一般的な割合で見積もります。
この割合は実測とほぼ一致しています。運営者宅では総容量40kWhのEVに対し、HEMS上で家庭に回せる量は21.3kWh(総容量の53.2%)と表示されます。ツールは50%で計算するので、わずかに控えめな見積もりです。

設備の有無・容量によって、自家消費できる電気の上限が変わり、結果に反映されます。蓄電設備がない場合は、昼間に使いきれない電気は売電に回ります。

03. 電力会社・料金プラン

大手10社から選択 / 単価を手動入力

再エネ賦課金(年平均)

毎年5月に改定されます
再エネ賦課金は年度単位で決まり、5月の検針分から新しい単価に切り替わります。そのため1〜12月で試算する場合、年の前半と後半で単価が異なります。入力欄には使用量で加重平均した値を入れてください。
例:1〜4月が3.49円、5〜12月が3.98円なら → (4×3.49 + 8×3.98) ÷ 12 = 3.82円
なお、月ごとに分けて厳密に計算しても年間の結果は0.1%程度しか変わらないため、平均値で十分な精度が得られます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価を入力します。燃料費調整額はこの03では入力しません。毎月変動する燃料費調整額は、後述の「05 現在の使用量と電気代」で月ごとに入力します(検針票の値をそのまま入れられます)。

04. 費用・売電

お金に関する項目を入力します。

項目入力内容
システム導入費設備一式の見積もり総額(万円)
補助金国・自治体の補助金の合計(万円)。実質導入費・回収年数に反映されます
売電単価
(FIT期間中)
1kWhあたりの売電価格(円)。固定価格買取(FIT)の期間中に適用される単価です。売電契約書か検針票に書かれています。
FIT終了後の単価は別項目で、「06 長期シミュレーション」で設定します(既に卒FITしている場合は、ここに現在の買取単価を入れてください)
基本料金(年額)契約容量で決まる固定費の年額。検針票の「基本料金」×12ヶ月が目安です
年間総使用電力量(任意)家全体で実際に使った電気の量。分かる方だけ入力。0のままなら買電量から自動算出します

年間総使用電力量(任意)について

通常は空欄(0)のままで問題ありません。買電量から自動的に算出します。

すでに太陽光をお使いの方は入力を推奨します
すでに太陽光がある場合、日中に自家消費した電気は「買った電気」に現れません。そのため買電量だけでは、家が本当に使っている電気の量より少なく見積もられてしまいます。HEMSなどで年間の総使用電力量が分かる方は、その値を入力すると精度が上がります。
なお、この「総使用電力量」には、V2Hへの充電・放電や、蓄電池を経由して使った分も含まれます(家全体で使った電気の総量)。

詳細設定:HEMSの年間実績から自動計算

HEMS(住宅のエネルギー管理システム)をお使いの方は、「詳細設定」を開いて「HEMSの年間実績から需要を自動計算」をオンにすると、年間の4つの数値を入れるだけで、家の需要を自動で割り出せます。

なぜHEMSの「使用電力量」をそのまま使わないのか
多くのHEMSは、使用電力量を「発電から直接使った分+蓄電から使った分+買った分」の積み上げで表示します。ここに落とし穴があります。蓄電池やV2Hに充電した電気は買電(または発電)に含まれ、それが放電されて使われるとき、もう一度「使用」として数えられます。つまり充電と放電で二重計上になっています。
このツールは、入力された4つの数値から蓄電された量を割り出し、お使いの蓄電設備の往復効率を使って充電に要した分を逆算し、それを差し引いた「家電などが実際に必要とした電力量」を自動で算出します。画面には内訳が表示されるので、計算の過程も確認できます。
蓄電池もV2Hもお持ちでない場合は二重計上が起きないため、使用電力量がそのまま需要になります。
なお、この自動計算をオンにすると、上の「年間総使用電力量(任意)」は使われません(HEMSの値が優先されます)。

詳細設定:現在の年間売電収入

「詳細設定」を開くと、現在の年間売電収入(円)を入力できます。太陽光がまだ無い方は0のままでOKです。

すでに売電している方は必ず入力してください
すでに太陽光をお使いの方は、今この瞬間も売電収入を得ています。導入・増設の効果を正しく測るには、売電も「増えた分」で比べる必要があります。ここを0のままにすると、もともと得ていた売電収入まで「導入の成果」として計上され、回収年数が実際より短く(良く)出てしまいます。現在の売電収入を入力すると、その分を差し引いた正味の増加分だけが効果として計算されます。
基本料金を入れる理由
基本料金は契約しているだけでかかる固定費で、太陽光を導入してもゼロにはなりません。そのため、どれだけ自家消費しても電気代はこの金額より下がらない、という下限として使います。あわせて、電気代のうち「電力量料金だけ」を正しく取り出せるので、1kWhあたりの単価の精度も上がります。
なお、「05」で入力する月々の電気代は、基本料金を含んだ請求書どおりの総額でかまいません。二重に差し引かれることはありません。
家の消費量や現在の電気代は、次の「05」で毎月の検針票から入力すると、年間の消費量・電気代が自動で集計されます。手入力の必要はありません。

05. 現在の使用量と電気代(月別)

このツールの中心となる入力です。導入後の見込みではなく、いま手元にある毎月の検針票(電気の請求書)の数字をそのまま入力します。導入後にどれだけ削減できるかは、この実データをもとにツールが自動で計算します。

1つの月について、次の項目を入力します。

オール電化(時間帯別プラン)の場合

03で選んだプランが時間帯別(昼と夜で単価が違うオール電化向けプラン)の場合は、使用量を「昼間」「夜間」に分けて入力できます。検針票に昼夜別の使用量が載っているオール電化ユーザー向けです。時間帯区分のない一般的なプラン(従量電灯など)を選んでいる場合は、使用量は合計の1欄だけになり、夜間の入力欄は表示されません。ご自身の検針票に載っている形式に合わせて入力できます。

平日・休日・季節で単価が分かれるプランの場合
九州電力「電化でナイト・セレクト」など、昼間の単価が「平日/休日」や「夏冬/春秋」でさらに細かく分かれるプランもあります。その場合でも、入力は昼間・夜間それぞれの「月の合計使用量」と「電気代総額」だけでかまいません。このツールは、入力された電気代総額と使用量から「その月の実際の平均単価」を自動で計算します。平日・休日・季節による単価の違いは、実際の電気代の中にすでに含まれているため、細かく分けて入力する必要はありません。検針票の合計値をそのまま入れれば、正しく反映されます。
使わない月や、記録がない月は0のままでかまいません。入力した月のデータだけで年間を集計します。入力欄の下に、年間総使用量と現在の年間電気代が自動で表示されます。

月別の使用量は「お宅の季節パターン」としても使われます

太陽光がまだ無いお宅では、毎月の買電量=そのまま毎月の電気の需要です。そこで12ヶ月すべての使用量が入力されている場合、ツールはご入力の月別パターンをそのまま需要の月別配分に使います。オール電化で冬の暖房・給湯が重いお宅も、ガス併用で夏のエアコンが電気の主役になるお宅も、それぞれの実態どおりに月別の自家消費が計算されます。この方式が有効なときは、AI自動判定に「月別需要にあなたの買電パターンを使用中」と表示されます。

次の場合は、代わりに「お住まいの世帯タイプ」の選択に応じた一般的な季節パターンを使います。入力欄の上に「オール電化(冬に電気が重い)/ガス併用(夏のエアコンが主役)」の切り替えが表示されるので、暖房・給湯の主な熱源に合わせて選んでください。

06. 長期シミュレーション

01〜05で出るのは1年目の試算です。ここでは、パネルの出力保証にもとづいて保証年数ぶんの収支を1年ずつ積み上げます。パネルは年々わずかに出力が落ち、FIT(固定買取)が終われば売電単価も下がり、途中でパワコンなどの更新費もかかります。そうした変化を全部のせた「実際に手元に残る金額」を出すのがこのブロックです。

パネルメーカー(プリセット)

プルダウンからメーカー・シリーズを選ぶと、カタログに記載された出力保証の数値が自動で入ります。現在そろえているのは次の6つです。

メーカー/シリーズ1年目年間劣化保証年数下限
長州産業99%0.375%30年90%
カナディアンソーラー99%0.4%30年
ハンファ Re.RISE-NBC99%0.35%30年
ハンファ Re.RISE-G3/G298.5%0.4%25年
ハンファ Re.RISE S98%0.55%25年
LONGi99%0.35%30年
その他(手動入力)下の3〜4項目に、保証書の数値を直接入力します
同じメーカーでもシリーズによって保証はかなり違います。たとえばハンファの場合、Re.RISE-NBCは30年目で88.9%まで保証されますが、Re.RISE Sは25年で保証が終わり、その時点で84.8%です。見積書に書かれた型番を確認して選んでください。一覧にないメーカーは「その他(手動入力)」を選び、保証書の数値を手で入れてください。

保証年数/1年目の出力保証/2年目以降の年間劣化

プリセットを選ぶと自動で入りますが、手で上書きできます。保証書に書かれた数値があれば、そちらを優先してください。

出力保証の下限(0=なし)

メーカーによっては、ある%まで下がるとそこで下げ止まる形の保証があります。たとえば長州産業は、1年目99%から年0.375%ずつ下がって25年目に90%へ到達し、そこから30年目までは90%を保証します。この欄にその下限(長州産業なら90)を入れると、その値より下には下がらないものとして計算します。

直線で下がり続ける前提のメーカーは、この欄を0のままにしてください。プリセットを切り替えると自動で入れ替わるので、通常は触る必要はありません。
なお、この下げ止まりの有無は後半で効いてきます。同じ「1年目99%」でも、30年目の保証値は下げ止まりありで90.0%、直線だと88.1%です。

FIT(固定買取)期間/FIT終了後の売電単価

売電単価は2つに分かれています。期間中と終了後で単価が大きく変わるためです。 FIT期間中の単価は「04 費用・設定」で、終了後の単価はここで入力します。 入力欄は離れていますが、06の画面にも04で入れた単価が表示されるので、そこで確認できます。

住宅用の固定価格買取期間は通常10年です。その期間が終わると売電単価は大きく下がります(いわゆる卒FIT)。

04で入力した売電単価はFIT期間中に、ここで入力した単価はそれ以降に使われます。

電気代の年間上昇率

電気代が毎年何%ずつ上がると見込むかです。電気代が上がるほど「買わずに済ませる」価値も上がるため、太陽光のメリットは大きくなります。強気に見せたくないときは0%にしておけば、値上がりを一切当てにしない試算になります。

機器更新の年(0=なし)/機器更新の費用

パワコンや蓄電池は、保証期間の途中で交換が必要になることがあります。交換する年と費用を入れると、その年の収支から差し引かれます。

パワコンの寿命は一般に15年前後とされています。15〜17年目に、パワコンの台数ぶんの費用を入れておくのが現実的な見方です。ここを0のままにすると「30年間なにも壊れない」前提の試算になり、実際より良い数字が出ます。

結果の見方

入力すると、保証年数ぶんの累計メリット・純益(累計メリット−実質導入費)・回収に到達する年が表示されます。あわせて「◯年目の出力 ◯%」も出ます。

この「◯年目の出力」は、1年目を100%としたときの相対値です。カタログの保証値は公称最大出力に対する%なので、表記が1ポイントほどずれて見えることがあります(長州産業なら、カタログ90% = この画面では90.9%)。どちらも同じ計算結果を別の基準で表示しているだけです。

07. ローンで購入する場合(任意)

現金ではなくローンで導入する場合の、毎月の返済額と毎月のメリットを並べて比較します。「ローンで試算する」をオンにすると入力欄が出ます。

項目入力内容
借入額(万円)借り入れる金額。0にすると、実質導入費(導入費−補助金)を全額借りる前提で計算します
年利(%)ソーラーローンの金利。1.5〜2.5%程度が目安です
期間(年)返済期間。10〜15年が一般的です

結果には、月々の返済額・月々のメリット・その差し引き・総返済額(うち利息)が表示されます。メリットが返済額を上回っていれば、実質的な持ち出しなしで導入できるという判断ができます。

月々のメリットは、1年目の年間メリットを12で割った値です。実際には季節によって差が大きく、冬は返済額を下回る月もあります。年間を通してならせば足りている、という見方をしてください。

08. 計算結果の書き出し(任意)

画面に出ている計算結果を、決まった形式のJSONファイルとして取り出せます。「JSONをダウンロード」か「クリップボードにコピー」を押すだけです。

いちばんの使い道は「エネルギー通帳」です。書き出したファイルをエネルギー通帳のページで読み込むと、 専門用語を使わない説明資料が自動でできます。「結局いくら得なのか」「停電したらどうなるのか」を、 調べていないご家族にそのまま見せられる形にまとめたものです。印刷にも対応しています。 先に仕上がりを見たい場合は、通帳ページの「サンプルを見る」から架空の一軒の例を確認できます (サンプル表示中は、実在の家の数字と混同しないよう全面に透かしが入ります)。
ほかにも、たとえば販売店に条件を正確に伝えるときや、複数の見積もりを同じ土俵で比べるときです。プランごとに書き出しておけば、あとから数字を並べて比較できます。試算をやり直す前に一度書き出しておくと、前の条件に戻れます。

結果の見方(画面右側)

年間の総メリット(画面上部)

電気代削減額と売電収入を合わせた、年間のプラス額です。その下に「回収年数」と「実質導入費(導入費−補助金)」も表示されます。

AI 自動判定レポート

入力内容をもとに、蓄電池・V2Hのどちらで貯めるのが得か、売電と自家消費のどちらが有利かなどを自動でコメントします。さらに、次のような判定も行います。

月別グラフ

「月別 電気代」は、現状の電気代・導入後の電気代・実質負担(電気代−売電収入)を月ごとに比較します。「月別 発電量」は、季節ごとの発電量の変化を示します。

長期の推移(06を入力した場合)

保証年数ぶんの累計メリットと、実質導入費を引いた純益、回収に到達する年が表示されます。機器更新の年を入れている場合は、その年に残高が一度へこむ形で反映されます。

よくある質問

Q. 「◯月の入力を確認してください」と警告が出ました

A. その月の使用量(kWh)と電気代総額(円)が対応していないときに表示されます。たとえば片方だけ0になっていたり、割り算した実効単価が極端に高い・安いといった場合です。検針票の数字を転記し間違えていないか、その月を見直してください。数字が正しければ、そのまま進めても計算はされます。

Q. 正確な数字が分かりません。どうすれば?

A. まずは分かる範囲で入力し、概算をつかんでください。見積もりが出たら、その値に更新するとより正確になります。「メーカーシミュ値」モードを使うと、販売店の発電量をそのまま使えます。

Q. 蓄電池もV2Hもまだ無い場合は?

A. 02で両方オフにすれば、蓄電なしの状態で試算できます。その場合、AI判定レポートが「蓄電池を導入すると年間いくらお得になるか」を自動で試算して提案するので、導入するか迷っている段階の判断材料になります。オンにした場合との差を比べることもできます。

Q. FIT期間中の売電単価はどこに入れますか

A. 「04 費用・設定」の売電単価(FIT期間中)です。「06 長期シミュレーション」にあるのはFIT終了後の単価なので、2つは別の欄になります。06の画面にも04で入れた単価が表示されるので、間違っていないか確認できます。

Q. すでに卒FITしています。どう入力すればいいですか

A. 「FIT(固定買取)期間」を0にして、「FIT終了後の売電単価」に現在の買取単価を入れてください。こうすると1年目から卒FIT後の単価で計算されます。04の売電単価には同じ数字を入れておけば、1年目の試算とも食い違いません。

Q. 使いたいパネルメーカーが一覧にありません

A. 「その他(手動入力)」を選んで、保証書またはカタログに書かれた「1年目の出力保証」「年間の劣化率」「保証年数」を手で入力してください。下げ止まりがある保証なら、その%を「出力保証の下限」に入れます。プリセットは順次追加していきます。

Q. 「出力保証の下限」は何を入れればいいですか?

A. 保証書に「◯年目以降は◯%以上」と書かれていれば、その%です。書かれていなければ0のままでかまいません。プリセットのメーカーを選んでいる場合は自動で入ります。

Q. 30年後の数字まで信じていいですか?

A. 発電量の落ち方はメーカーが保証している値なので根拠がありますが、電気代の上昇率・卒FIT後の売電単価・機器の交換費用はいずれも将来の見込みです。厳しめに見たいときは、電気代の上昇率を0%、卒FIT後の単価を低め、機器更新を15年目に入れてください。それでもプラスが出るなら、かなり堅い試算といえます。

Q. 結果はどのくらい信頼できますか?

A. あくまで概算です。実際の発電量や電気代は、屋根の形状・周辺の影・天候・契約内容により変動します。導入判断は必ず販売店の正式な見積もりに基づいて行ってください。

シミュレーターを使ってみる

本ページはツールの操作説明です。記載の数値例は説明用であり、実際の結果を保証するものではありません。